これを読んでくれているみなさん、初めてコーヒーが飲めるようになったのはいつでしょうか。
まだの人もいるかもしれませんね。人によって味覚は様々です。
いつもは解説記事を中心に書いていますが、今回は趣向を変えて「コーヒー」をテーマに話していこうと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください。
かくいう私ですが、コーヒーを飲みだしたのはおよそ中学生くらい…
といいたいのですが、家族の話によればそれよりもっと小さい頃から飲んでいたそうです。
私の家では、来客にボトルのコーヒーを出していました。
当時まだ小さかったにもかかわらず、お客さんのコーヒーを見ると「ぼくのもちょうだい!」とねだっていたというのです。
「お砂糖とかガムシロは?ミルク入れる?」
「ううん、いらない」
こんな調子で、幼い子どもが嫌がることなくブラック(?)コーヒーを飲んでいる絵とは、何とも想像ができません。(棚に上げていますが、紛れもなく私の幼少期の話なんですよね…)
もう一つエピソードがあります。
これは祖父母に連れられ、3人で当時高知県にいる叔父の家へ遊びに行った時の話。
あれは確か、、、そう。高知駅だったと思います。人生初の飛行機を体験した某男の子T一行は高知駅でお昼ご飯を食べようとしていたそうです。
そこで駅内のお店に入り、しばらくした後、、、
注文をききに来た店員 「君はご注文決まりましたか?」
とある男の子 「やきとりとカフェオレ!!」
店員 ( ;´Д`)
「ご、ごめんね~、さすがにそれは置いてないかな~」
あの時の店員さん、本当にすみません…
正直幼少期の記憶はあまりないのですが、幼いころの私の味覚は一体全体どうなっているのでしょうか。 (もしかして今バカ舌なのって…)
兎にも角にも、小さいころからコーヒーを飲んでいる(ようである)私ですが、しっかりとコーヒーが好きと感じるようになったのが中学生からでした。
人と話していると、中学生でも割と早い方みたいですね。…早いんですか?
好きといってもいわゆるコーヒー好きの方たちのような「程よい酸味が…」「滑らかなコク、そして後から来る甘い味わい…」的なものではなく、
ゴクッ ! ウン!! ウマイ!! コーヒー、スキ!!!
的な感じのライトな好きでした。(ん?ただのアホの子なだけなのでは?)
そうこうしているうちに大学生になったのですが、当時は己の無趣味さをかみしめるのが趣味になっているような状態でした。
何か新しいこと、新しい趣味始めたいな~
とぼんやり考えているとふと(そういや俺コーヒー好きだったな)と思い出し、何の気なしに調べることに…
そして出会ったのが、第15代ワールドバリスタチャンピオンである、井崎英典さんの動画でした。
コーヒーの様々な抽出方法、豆の種類、豆の挽き具合、お湯の温度・淹れ方などなど。
コーヒーの世界がここまで奥深く、繊細なものだったと知った時の衝撃はとても大きかったですね。
今思い返すと、私が本当の意味でコーヒー好きとなったのはこの瞬間だったかもしれません。
井崎さんの動画との出会いによりコーヒーに目覚めた私は、早速ベーシックな淹れ方である「ハンドドリップ」の道具をそろえ、1つずつ机に並べていきます。
ドリッパー。
サーバー。
そして、ケトル。
新しいことを始めるために用意した道具を並べたときのあの何とも言えないワクワク感や感動は、大人も子どもも関係なくかけがえのない時間です。
道具を用意したらまずやってみるべし!!と意気込んで早速コーヒーを淹れてみました。
ドリッパーにペーパーをセットし、サーバーと一緒にお湯を注いで温める。
濡れるペーパーにドリッパーを伝うお湯、温まったサーバー。
コーヒーを投入して、平らにします。(スーパーにて粉状で買った安物ですが…)
そして、お湯を注ぐ。
コーヒーからモコモコッと泡が立ち、それとともに良い香りが鼻を伝う。
目で楽しみ、香りで癒され、あの時確かに時間の流れがゆっくりとなっていたのを感じていました。
人生で初めて自分で淹れたコーヒー。その味は…
とても、まずかったです……
いや、まずいのかよ。
というのも、お湯の入れ方や温度などによっては、いわゆる雑味が沢山出てしまうようです。
これもまた、コーヒーの奥の深さか…(遠い目)
1杯目のコーヒーはこうして失敗にこそ終わりましたが、美味しいコーヒーを淹れることの難しさや淹れているときのゆったりとした時間に魅せられ、大切な趣味の1つとなったことに変わりはありません。
あれからいくつかのコーヒーを試していくうちに、徐々に自分の好みが分かってきたような気がします。
現在一番好きなのはモカですかね。あれ美味しい。
とはいえ、未だ入り口に立ったに過ぎないのも事実。喫茶店巡りやプロの淹れた美味しいコーヒーについては余り触れられていません。
ですが、これからの人生の中で自分にとっての最高の1杯を探していくのも中々に楽しそうじゃないですか。
自分のコーヒースキルの上達、最高の1杯探しなどなど、やることはまだまだあるようです。
私にこんな素敵な趣味をくださった井崎さんやコーヒーそのものに感謝ですね。
最後になりますが、私のつまらない独り言のようなものをここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
もし、コーヒーが興味がおありでしたら、これを機にその世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
TATSU